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2021.04.20

腸管免疫って何?腸管免疫と腸内細胞について徹底解説!

腸内免疫  腸内細胞  免疫

疑問

腸管免疫っていう言葉を聞いたんですけど、どんな意味なんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!腸には、免疫細胞の約70%が集まっているといわれており、それらのことを腸管免疫といいます!

納得

そうなんですね!もっと詳しく教えてください!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!まずは、免疫がどのようなはたらきをするのか説明していきますね!

目次
免疫とは
腸管免疫とは
腸内細菌の種類と作用
腸管免疫と腸内細菌
腸内環境を整えるのに効果的な食べ物4選!
まとめ

免疫とは

免疫とは

日頃私たちの身の周りにはウイルスや細菌のような有害物質がたくさん存在しています。
その有害なウイルスや細菌から身を守ってくれているのが免疫です。
そして「免疫力」とは、その免疫の防御能力の強さのことです。
自分自身の免疫力が強ければ、しっかりと有害なウイルスや細菌から身を守ってくれます。
しかし免疫力が下がっていると、有害なウイルスや細菌から身を守れずに風邪を引いてしまったり、病気になる可能性が高くなります。
そのため、健康に過ごすためには免疫力を保つことが大切です。

納得

私たちの身体を守ってくれているのが免疫なんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!身体を守るためにも、免疫力を保つことが大切です!

腸管免疫とは

腸管免疫とは

一般的には、ウイルスや細菌などの有害物質は口や鼻から侵入し、腸まで到達します。
このウイルスや細菌などの有害物質から身体を守るために腸には免疫細胞の約70%が存在しており、腸に存在する免疫のことを腸管免疫といいます。
外から侵入してくるウイルスの多くは、胃酸によって死滅しますが、それでも死なない病原菌などは小腸まで到達し、腸の壁にあるパイエル板というものに取り込まれます。
パイエル板の中には、樹状細胞、T細胞、B細胞などの主要な免疫細胞が集まっています。
パイエル板の中に集まっている免疫細胞が、外から侵入してきた物質を有害だと判断した時に、免疫グロブリンIgAという抗体を発生させて、有害物質を退治します。
免疫グロブリンについては、こちらの記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

納得

なるほど!腸管免疫のはたらきについて、よくわかりました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!次に、腸管免疫でも大切な役割をする腸内細菌について説明します。

腸内細菌の種類と作用

腸内細菌の種類と作用

腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類が存在します。
それぞれの細菌が、身体に異なる影響を与えます。
ここでは、この3つの腸内細菌が身体にどのように作用するのかを説明していきます。

善玉菌

善玉菌

善玉菌の主な作用は、消化吸収の補助や免疫刺激など、健康維持や老化防止などに影響がある菌で、加齢とともに減少してしまいます。
善玉菌は、悪玉菌の侵入や増殖を抑えたり、腸の運動を促すことによって、お腹の調子を整えます。
善玉菌の代表的な菌には、乳酸菌やビフィズス菌などがあります。

悪玉菌

悪玉菌

善玉菌は身体に良い菌でしたが、悪玉菌はその反対に悪い作用を引き起こします。
具体的に悪玉菌の主な作用は、腸内腐敗、細菌毒素の産生、ガス発生などがあります。
そして、悪玉菌が増えると、便秘や下痢などのお腹の調子が悪くなってしまうことがあります。
悪玉菌は、加齢とともに増えていくという特徴があります。
悪玉菌の代表的な菌には、ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌の有毒株などがあります。

日和見菌(ひよりみきん)

日和見菌

日和見菌は、健康な時には大人しいが、身体が弱ったりしていると腸内で悪いはたらきをするという特徴があります。
腸内に存在する、善玉菌と悪玉菌の多い方の味方をします。
そのため、腸内細菌の割合を善玉菌優勢にすることが大切です。
日和見菌の代表的な菌には、バクテロイデス、大腸菌の無毒株、連鎖球菌などがあります。

納得

なるほど!腸内細菌についてよくわかりました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!善玉菌を多くするように意識しましょう!

腸管免疫と腸内細菌

免疫と細菌

善玉菌、悪玉菌、日和見菌などの腸内細菌は、総称して腸内フローラともいわれています。
腸内フローラの名前の由来は、顕微鏡で腸の中をのぞいた時に、腸内細菌がお花畑のようにみえたことからその名前がつけられました。
腸内フローラとは、特に小腸から大腸にかけて生息しており、これらの腸内細菌がバランスを取り合って、腸内環境を良い状態に保っています。
この腸内細菌のバランスが、腸管免疫と重要な関わりを持っています。
腸管免疫のはたらきを低下させないためには、善玉菌が悪玉菌よりも多い腸内環境作ることが大切です。

納得

腸管免疫と腸内細胞の関係性についてよくわかりました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!それでは、腸内環境を整えるのに効果的な食べ物を紹介しますね!

腸内環境を整えるのに効果的な食べ物4選!

食べ物

腸内には、身体の免疫の約70%が集まっているといいます。
つまり、免疫力を上げるためには腸内環境を整えることが大切です。
そこで、腸内環境を整えるのに効果的な食べ物を紹介していきます。

ユーグレナ

ユーグレナ

ユーグレナは食物繊維を豊富に含みます。
また、食物繊維は腸内環境を整える作用や、善玉菌のエサになり、善玉菌を増やすはたらきがあるので腸内環境を整えるのに効果的です。
ユーグレナは海藻と同じ藻の仲間で、食物繊維を豊富に含んでいるので腸内環境を改善し、善玉菌と悪玉菌のバランスを調整する効果に期待ができます。
実際に、ユーグレナ社の研究で継続的なユーグレナの摂取が腸を正常なはたらきを促す成分の産生を助けることがわかりました。
善玉菌は、味噌やヨーグルトなどの発酵食品から摂取することができますが、善玉菌の中でも酪酸菌を含むのはぬか漬けくらいしかなく、食品から取り入れるのはとてもむずかしいです。
しかし、継続的なユーグレナの摂取で腸内フローラにおける酪酸菌の占有率と酪酸の産生が増すことが研究で明らかになりました。
酪酸菌は、大腸の主要なエネルギー源となり腸の正常なはたらきを支える役割をはたしています。
それに加えて、ユーグレナエキスは乳酸菌のはたらきを活性化させるということも研究によって確認されています。
研究内容については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

ヨーグルト

ヨーグルト

ヨーグルトは、牛乳を乳酸菌で発酵させたものです。
乳酸菌は腸に達すると腸内の悪玉菌を抑えて、有害な物質が作られるのを防ぐという、腸内環境を整えるはたらきがあります。
腸は人間の免疫作用に大きく影響する免疫細胞が多く集まっています。
ですので、腸内環境を整えることは免疫力をアップさせる上で非常に重要です。
乳酸菌を豊富に含んだヨーグルトを飲み物として摂取することによって、効果的に免疫力を上げることが期待できます。
ヨーグルトや乳酸菌については以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

レンコン

レンコン

レンコンには食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は第6の栄養素ともいわれており、主な効果は腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させることです。
さらに、食物繊維は便秘の解消だけでなく、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果に期待ができます。
日本人の通常の食生活では食物繊維を摂りすぎることはほとんどないですが、サプリメントなどで摂りすぎた場合ミネラルなどの吸収を妨げることもあるので、注意が必要です。
レンコンに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

納豆

納豆

納豆菌とは納豆を作る際に必要な細菌です。
納豆菌は、胃酸に強い性質を持っているため、胃酸で死滅することなく大腸まで届きます。
大腸に届いた納豆菌は、乳酸菌のエサになったり、腸内細菌の活動をサポートし、腸内環境を整えます。
そのため、納豆を食べることで、腸内環境を整える効果に期待ができるのです。

納得

これらの食べ物を食べるのが大切なんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!これらを食べて、免疫力を上げていきましょう!

まとめ

まとめ

腸には、免疫細胞の約70%が存在しているといわれています。
この腸管免疫が正しく機能するためには、腸内環境を整えることが大切です。
免疫力を上げるために、食物繊維が豊富な食べ物を食べて腸内環境を整えていきましょう。

納得

今日は腸管免疫について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ、腸内環境を整えるためにこれらの食べ物を取り入れてみてください。

納得

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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