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ヒト由来の免疫細胞であるTHP-1マクロファージに、加水分解ユーグレナエキスを添加して、免疫細胞の活性化マーカーとなる遺伝子発現に与える影響を調べました。加水分解ユーグレナエキスは、炎症性サイトカイン(TNF-α,IL-6)の遺伝子発現を有意に高めました(図1)。また、加水分解ユーグレナエキスは、ランゲルハンス細胞などの免疫細胞の表面に存在するCD39の遺伝子発現も有意に高めました。
ヒト由来の免疫細胞であるTHP-1マクロファージに、加水分解ユーグレナエキスを添加して、免疫細胞の活性化マーカーとなる遺伝子発現に与える影響を調べました。加水分解ユーグレナエキスは、炎症性サイトカイン(TNF-α,IL-6)の遺伝子発現を有意に高めました(図1)。また、加水分解ユーグレナエキスは、ランゲルハンス細胞などの免疫細胞の表面に存在するCD39の遺伝子発現も有意に高めました。
ヒト皮膚線維芽細胞に加水分解ユーグレナエキスを添加することで、紫外線(UVA)による細胞の生存率の低下を抑えることができました。
ヒト毛乳頭細胞に加水分解ユーグレナエキスを添加したところ、細胞増殖作用が確認されました。
ヒトの皮膚の表皮細胞に加水分解ユーグレナエキスを添加したところ、細胞の増殖が促進されました。加水分解ユーグレナエキスが、表皮細胞を活性化させることで、表皮のターンオーバーを促進し、くすみや肌荒れを防ぐことが期待できます。なお、加水分解ユーグレナエキスとは、ユーグレナ粉末を酵素で加水分解抽出したユーグレナ社独自のエキスで、商標「リジューナ」を取得済みです。
ヒトの皮膚の表皮細胞に加水分解ユーグレナエキスを添加したところ、フィラグリン(FLG)遺伝子の発現が促進されました。このことから、加水分解ユーグレナエキスが、表皮バリア機能を高め、肌荒れを防ぐのに加え、保湿力アップが期待できます。なお、加水分解ユーグレナエキスとは、ユーグレナ粉末を酵素で加水分解抽出したユーグレナ社独自のエキスで、商標「リジューナ」を取得済みです。
ヒト真皮線維芽細胞に加水分解ユーグレナエキスを添加したところ、細胞の増殖が促進されました。加水分解ユーグレナエキスが、線維芽細胞を活性化させることで、シワの形成やハリの低下を防ぐことが期待できます。なお、加水分解ユーグレナエキスとは、ユーグレナ粉末を酵素で加水分解抽出したユーグレナ社独自のエキスで、商標「リジューナ」を取得済みです。
メラニンを産生する細胞(マウスメラノーマ細胞)にカラハリスイカ果汁を添加したところ、何も加えなかったものと比較して、メラニン産生を抑制しました。カラハリスイカ果汁には、メラニン産生に伴う、シミやくすみの発生を防ぐ作用が期待できることが示されました。
ヒト皮膚線維芽細胞にカラハリスイカ果汁を添加したところ、細胞の増殖を促進しました。カラハリスイカ果汁が、線維芽細胞を活性化させ、シワの形成やハリの低下を防ぐ可能性が示唆されました。
ヒト表皮角化細胞にカラハリスイカ果汁を添加したところ、細胞の増殖を促進しました。カラハリスイカ果汁が、ヒト表皮角化細胞を活性化させ、新陳代謝を促す可能性が示唆されました。
カラハリスイカは、酸化力の強い活性酸素ヒドロキシルラジカルを消去する能力に優れた、アミノ酸の一種であるシトルリンを蓄積することができます。シトルリン単体の場合と比較して、同濃度のシトルリンを含むカラハリスイカの果汁の方が、よりヒドロキシルラジカルを消去し、ヒドロキシルラジカルによるサリチル酸の酸化を抑制する、すなわち高い抗酸化活性があることが分かりました。これは、カラハリスイカ果汁にシトルリン以外で高い抗酸化作用を持つ物質が含まれていることを示唆しており、さらなる分析によって、その成分を同定していくことが期待されます。
ろ紙に水、グリセリン、カラハリスイカ果汁をしみこませ、一定時間経過後に重量を測定し、水分残存量を算出したところ、カラハリスイカ果汁は、グリセリンよりも水分残存量が多い傾向を示すことが分かりました。これは、カラハリスイカ果汁が一般的に保湿成分として用いられるグリセリンを上回る効果がある可能性を示唆しています。
ヒト皮膚線維芽細胞に、ヤエヤマクロレラの水抽出物と熱水抽出物を添加したところ、水抽出物では有意な線維芽細胞増殖がみられ、熱水抽出物では増殖傾向が認められました。また、ヤエヤマクロレラの水/熱水抽出物添加時の細胞の遺伝子発現を観察したところ、ヒアルロン酸合成酵素であるHAS2において、水抽出物、熱水抽出物ともに遺伝子発現量の有意な増加が認められました。