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2021.04.13

免疫グロブリンってなに?免疫グロブリンの種類と特徴について解説!

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疑問

免疫グロブリンという言葉を耳にしたんですけど、どのようなものなんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!免疫グロブリンとは、抗体としても知られるたんぱく質です!

納得

なるほど!免疫グロブリンについて、もっと詳しく教えてください!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

わかりました!まずは、免疫グロブリンの説明をしていきますね。

目次
免疫グロブリンとは
免疫グロブリンの種類と特徴
免疫応答とは
免疫力を上げるのに効果的な食べ物4選!
まとめ

免疫グロブリンとは

免疫グロブリンとは

免疫グロブリンとは、血液や体液中にある抗体としての機能と構造をもつたんぱく質のことをいいます。
抗体は、身体の中に侵入してきた細菌やウイルスに対抗して身体を守ってくれるたんぱく質です。
免疫グロブリンには、細菌やウイルスなどの有害物質を認識、結合し、その有害物質の破壊を助けるといった免疫の役割があります。
免疫グロブリンは、5つの種類があり、それぞれが異なる役割を持っています。
さらに、感染に効果的な免疫としてはたらく種類もあるため、治療薬としても使われることもあります。

納得

なるほど!免疫グロブリンには、5つもの種類があるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!それでは、免疫グロブリンの種類と特徴について説明していきますね!

免疫グロブリンの種類と特徴

種類と特徴

免疫グロブリンには、5つの種類がありそれぞれ異なる役割をもちます。
それぞれの免疫グロブリンの種類と特徴について解説していきます。

IgG

IgG

IgGは、血液中に最も多く含まれている免疫グロブリンで抗体の約75%を占めます。
IgGの特徴として、主に細菌やウイルスに対する防御の役割があげられます。
身体の中に侵入してきた細菌やウイルスと結合して、有害物質の動きを止めたり、白血球のはたらきをサポートしたりして、有害物質から身体を守ります。
さらに、胎盤を通過することができるため、母親から胎児に移行し、生まれてからの数ヶ月間は赤ちゃんの身体を守るためにはたらきます。

IgA

IgA

IgAは、免疫グロブリンの約15%を占めます。
IgAは、のど、腸、気管支などの粘膜の表面に多く存在します。
IgAの特徴として、病原体やウイルスなどの有害物質が体内に侵入してくるのを防ぐという役割があげられます。

IgM

IgM

IgMは、免疫グロブリンの約10%を占めます。
私たちが細菌やウイルスに感染した時に、最初につくられる抗体です。
IgMは、抗体のはたらきを助ける補体といわれるたんぱく質と協力して、病原菌やウイルスなどを破壊したり、白血球が破壊した菌を食べるのをサポートします。
さらに、IgMには一度体内に入ってきた有害物質を記憶し、その有害物質だけに対応したIgGを作るはたらきがあります。
そのため、血液の中のIgMを調べることで、今どんな感染症にかかっているのかを知ることができます。

IgD

IgD

IgDは、免疫グロブリンの約0.2%を占めます。
実は、IgDの役割はよくわかっていません。
ですが、リンパ球の成長や分裂に何らかの役割を持っていると考えられています。

IgE

IgE

IgEは、免疫グロブリンの約0.002%を占めます。
免疫グロブリンの種類の中では、IgEは最も量が少なく感染への防御的役割は低いです。
ただし、防御能力が低いながらもIgEには、体内に侵入してきた花粉などのアレルギーの原因となる物質から身体を守る役割があります。
しかし、有害物質から身体を守るときに発生されるヒスタミンなどが多く出すぎてしまうと、くしゃみや鼻水などのアレルギー反応を引き起こす原因になってしまいます。
こちらの記事で、ヒスタミンが原因となって起こる花粉症の症状について詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

納得

なるほど!免疫グロブリンの種類によって、役割が異なるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!さらに、免疫グロブリンは免疫応答でも大きな役割をもちます!

免疫応答とは

免疫応答とは

私たちの身体は、細菌やウイルスなどの有害物質から身を守る免疫という機能が備わっています。
この免疫機能が細菌やウイルスなどに反応し、侵入を防いだり、攻撃しようとすることを免疫応答といいます。
この免疫応答で重要な役割を果たすのが、免疫グロブリンIgMとIgGです。
そして、1回目の侵入に対する免疫応答と、同じ有害物質による2回目以降の侵入に対する免疫応答は違うことがわかっています。
そこで、この2つの違いについて説明していきます。

一次応答

一次応答

一次応答とは、1回目の有害物質の侵入に対する免疫応答のことをいいます。
初めて侵入される有害物質に対しては、IgMという種類の抗体がはたらきます。
そして、IgMという抗体が有害物質に対して攻撃をしながら、有害物質の情報を記憶し、その有害物質にあった抗体を作っていきます。
新しく作られた抗体はIgGと呼ばれ、この抗体が強力な力を持っているので有害物質にとどめをさします。
一次応答は、有害物質が侵入してきて初めてIgGという抗体を作り始めるので対処が遅れ、有害物質による風邪やインフルエンザなどの感染症が長引いてしまう傾向にあります。

二次応答

二次応答

2回目以降に侵入される有害物質に対してもまず、偵察の役割を持つIgMという抗体がはたらきます。
しかし、一次応答の時に侵入された有害物質の情報を記憶しているので、すぐにその有害物質に適したIgGという抗体を作ります。
また、IgGの数も一次応答の時よりも多く作られるので、一次応答の時よりも早く対処でき、軽症化が期待できるのです。
ちなみに、ジフテリアやおたふく風邪など、感染症の中には1度感染すると、2度目以降はかからないものもあります。
これも、一次応答、二次応答の免疫機能が関係しているのです。
免疫応答について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。

納得

なるほど!免疫グロブリンと免疫応答の関係性についてよくわかりました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!外から侵入してくるウイルスから身体を守るためにも免疫力が大切です!

免疫力を上げるのに効果的な食べ物4選!

効果的な食べ物

免疫に関わる免疫グロブリンがはたらくことで、身体に侵入したウイルスなどの有害物質を排除します。
そのため、身体を健康に保つためには免疫細胞がしっかりとはたらいていなければなりません。
そこで、免疫力を上げるのに効果的な食べ物を紹介します。

ヨーグルト

ヨーグルト

ヨーグルトは、乳酸菌が豊富に含まれています。
乳酸菌は腸に達すると腸内の悪玉菌を抑えて、有害な物質が作られるのを防ぐという、腸内環境を整えるはたらきがあります。
腸には免疫に関わる細胞の6割以上が存在しているといわれるほど、免疫力と密接に関係しています。
つまり、乳酸菌を豊富に含むヨーグルトを取り入れることで、免疫力を高める効果が期待できます。
ヨーグルトについては以下の記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。

納豆

納豆

納豆は納豆菌やたんぱく質、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。
納豆菌とは、納豆を作るときに必要な細菌のことです。
納豆菌は、胃酸に強い性質を持っているため、胃酸で死滅することなく大腸まで届きます。
大腸に届いた納豆菌は、乳酸菌のエサになったり、腸内細菌の活動をサポートし、腸内環境を整えます。
免疫細胞の6割は腸に存在しているので、腸内環境を整えることは免疫力を上げるためにとても重要です。
納豆と免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

バナナ

バナナ

バナナはビタミンB6、食物繊維、糖質などが多く含まれています。
糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつで、消化されることで身体のエネルギー源となります。
エネルギーが不足すると免疫力は下がってしまうので、糖質は免疫力を保つための大切な栄養素になります。
バナナは免疫力を高める以外にも疲労回復効果や集中力を高める効果などが見込めます。
バナナと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

ユーグレナ

ユーグレナ

食物繊維は第6の栄養素ともいわれており、主な効果は腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させることです。
免疫に関わる細胞の6割以上が腸に存在しているので、腸内環境を整えることは免疫力を上げるために非常に重要です。
食物繊維の腸内環境を整える効果から、食物繊維の摂取は免疫力アップにつながるといわれています。
さらに、食物繊維は便秘の解消だけでなく、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
食物繊維は野菜や穀類、豆類などに多く含まれていますが、その中でもユーグレナが特におすすめです。
ユーグレナには特有成分であり食物繊維の一種でもあるパラミロンが多く含まれています。
パラミロンを継続的に摂取することで免疫のバランスを調整してくれる可能性があるということが研究により明らかになりました。
以下の記事で研究内容について紹介していますので、ぜひご覧ください。

納得

なるほど!免疫力を上げるためにはこれらの食べ物を取り入れることが大切なんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!免疫力を上げてウイルスから身体を守りましょう!

まとめ

まとめ

免疫グロブリンには、5つの種類がありそれぞれが異なるはたらきをしてくれます。
免疫グロブリンをはたらかせるためにも、これの元となる免疫力をアップさせることが大切です。
免疫力を上げるのに効果的な食べ物を取り入れて、ウイルスや細菌などの有害物質から身体を守りましょう!

納得

今日は免疫グロブリンついて教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ、免疫力を上げるためにも、ぜひこれらの食べ物を取り入れてみてください。

納得

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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