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バナナで免疫力アップ!免疫力を上げる栄養素や嬉しい4つの効果を解説!

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疑問

バナナに免疫力を上げる効果が期待できるっていう話を聞いたんですけど本当ですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!なぜなら、バナナには免疫力を上げる栄養素が含まれているからなんです!

納得

なるほど!ちなみに免疫力を上げる以外にも何か効果はあるんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!ではバナナの栄養素や免疫力アップ以外に見込める効果など解説していきます!

バナナで免疫力アップ!バナナの主な栄養素を解説!

バナナの栄養素

バナナは免疫力をアップさせるさまざまな栄養素を含んでいます。
今回はバナナに含まれる豊富な栄養素の中から4つを厳選して紹介します。

ビタミンB6

ビタミン

ビタミンB6はたんぱく質の代謝に欠かせない栄養素です。
そのため、たんぱく質を多く摂取してもビタミンB6を摂取していないとたんぱく質をうまく身体に吸収できません。
体を構成する重要な要素であるたんぱく質が不足すると、身体機能に影響をきたし、免疫力の低下につながります。
ですので、免疫力を保つためには、ビタミンB6もバランスよく摂取する必要があるのです。
さらに、ビタミンB6が不足すると免疫力が低下するだけでなく、口内炎や結膜炎といった皮膚や粘膜の異常やけいれんや手足のしびれという神経の異常が起こります。
つまり、免疫力をアップするだけでなく、これらの症状を予防するためにもビタミンB6の摂取は欠かせません。

食物繊維

食物繊維

食物繊維は第6の栄養素ともいわれており、主な効果は腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させることです。
食物繊維のこれらの効果から、食物繊維の摂取は免疫力アップにつながると言われています。
さらに、食物繊維は便秘の解消だけでなく、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。

カリウム

カリウム

カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧を調節して体内の塩分濃度やpHなどを一定に保つはたらきがあります。
加えて、筋肉のエネルギー代謝や収縮、神経の伝達も補助しています。
カリウムが不足するとこれらに影響するほか、脱力感や食欲不振、精神障害や不整脈などの症状がみられ免疫力が低下します。
カリウムを定期的に摂取することで、免疫力の維持を心がけましょう。

糖質

糖質

糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつで、消化されることで身体のエネルギー源となります。
エネルギーが不足すると免疫力は低下するので、糖質は免疫力を保つための大切な栄養素になります。
脂質もエネルギー源となりますが、糖質は脂質よりも分解、吸収が早い特徴があるので、運動をする前などのエネルギー補給に適しています。
もし糖質が不足すると、エネルギー不足によって疲労感を感じたり、集中力の低下がみられます。
逆に、糖質を過剰に摂取した場合、エネルギーとして消費されなかった糖質は中性脂肪として体内に蓄積され、肥満や生活習慣病の原因になります。

納得

バナナには色んな栄養素が含まれているんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!次はバナナの栄養素に期待される免疫力アップ以外の効果も紹介します!

免疫力を上げるだけじゃない!?バナナの4つの効能を紹介!

バナナ

バナナに含まれる栄養素が免疫力をアップさせるために必要な栄養素だということを説明しました。
そして次は、バナナを摂取することで期待できる免疫力アップ以外の効果をお伝えします。

疲労回復効果

疲労

バナナには、でんぷんやブドウ糖、果糖、ショ糖などの糖質がバランスよく含まれています。
ブドウ糖や果糖、ショ糖などはバナナを食べた後すぐにエネルギーに変換されます。
また、でんぷんはバナナを食べた後ゆっくりと長い時間をかけてエネルギーに変換されます。
つまり、さまざまな糖質の消化、吸収時間が違うおかげで自然な時間差で絶え間なく脳や身体にエネルギーを供給できます。
さらに、ビタミンB群などの栄養素もバランスよく含まれているので、疲労を回復する効果が見込めます。

集中力を高める効果

集中

バナナに多く含まれているトリプトファンなどの栄養素から合成されるセロトニンには、脳の働きを活性化し、集中力を高めるはたらきがあることがわかっています。
さらに、バナナにはストレスを和らげる効果のあるビタミンCや、脳のエネルギー源であるブドウ糖も含まれています。
これらのことから、バナナを摂取すると集中力を高める効果が見込めます。

便秘、下痢の解消

便秘

バナナに多く含まれる食物繊維は便通を整えるので、便秘を防ぐうえで欠かせないものです。
食物繊維は直接腸のはたらきを刺激するだけでなく、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌のエサになるので、菌を増やしお腹の調子を整えます。
食物繊維は、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に大別できます。
その両方をバランスよく摂取することが大切ですが、なんとバナナにはそのどちらも含まれています。
バナナから効率よく食物繊維を摂取することで、便秘の解消に役立てましょう。

動脈硬化の予防

血圧

バナナに含まれるタンニンやビタミンをはじめとする、さまざまな栄養素は血中の悪玉コレステロールを減少させるはたらきがあります。
さらに、カリウムには体内の余分なナトリウムの排泄を促し、ナトリウムが原因になっている血圧の上昇を抑えるはたらきがあります。
バナナにはこれらタンニンやビタミン、カリウムなどの栄養素がバランスよく含まれているので、動脈硬化に効果があるといわれています。

納得

バナナにはこんなに多くの効果が見込めるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!免疫力を上げるためにぜひバナナを食べてください!

悩む

ただ、バナナの保存に困るんですよね、黒い斑点が出来ちゃって…

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

実は黒い斑点は食べ頃の合図なんです!では、バナナの食べ頃と保存方法を紹介しますね!

バナナの食べ頃と保存方法

バナナについて

バナナの黒い斑点は食べ頃の合図だってご存じでしたか?
さらに、意外と知られていないバナナの保存方法についても紹介します!

バナナの食べ頃

バナナの食べ頃

バナナは熟し方によって見た目も味も変わってきます。
先端が緑色のバナナはまだ若く、酸味があってあっさりとした味が特徴です。
先端まで黄色くなり、ほんのり赤みを帯びてくると甘味が増してきます。
そして、シュガースポットと呼ばれる黒い斑点がバナナに出来始めると糖分が上がり、食べ頃になります。

バナナの保存方法

バナナの保存方法

バナナは15℃~20℃ほどの常温で風通しの良いところで保存するのが良いといわれています。
また、バナナを仰向けに置くと机と接している部分がバナナ自身の重みで傷んでしまいます。
なので、バナナスタンドなどに吊り下げて保存するか、バナナスタンドがない場合は山型に伏せておくようにしてください。
また、食べきれない場合は、皮をむいて適当な大きさに切り、ラップに包んで冷凍保存することでおいしさをそのままキープできるのでおすすめです。

また、バナナについて以下の記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください。

納得

バナナの食べ頃と保存方法についてよく分かりました!さっそく買いに行こうと思います!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

それはよかったです!ぜひバナナを食べてくださいね!

まとめ

バナナ

免疫力を上げるためには、一日だけ栄養素を摂取すればいいわけではありません。
毎日無理せずに適度な栄養を摂取することが大切です。
バナナは、忙しい時でも皮をむくだけで豊富な栄養素を摂取できます。
これを機に、毎日無理なく免疫力を上げるためにバナナを食べてみてはいかがでしょうか。

納得

今日はバナナと免疫力について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ、免疫力を上げるためにぜひバナナを摂取してみてください。

笑顔

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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