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免疫力を上げてウイルスから身を守ろう!免疫力を上げるおすすめの食品や方法を5つずつ紹介!

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疑問

免疫力を上げると病気にかかりにくくなるっていう話を聞いたんですけど本当ですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい、ウイルスから身を守る力が上がるので、風邪やインフルエンザなどの病気にかかりにくくなります。

納得

なるほど!でもなんで免疫力を上げるとウイルスから身を守ることができるんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

では、今回はウイルスと免疫力についてや、免疫力を上げる方法を解説していきます!

免疫力を上げることでウイルスから身を守るしくみ

ウイルス

免疫力が下がると、ウイルスが体内に侵入しやすくなったり、そのウイルスによって感染症を発症しやすくなります。
では、免疫力を上げることでなぜウイルスの侵入を防げるようになったり、感染症にかかりにくくなるのでしょうか。
その理由について説明します。

免疫とは

疑問

日頃私たちの身の周りにはウイルスのような有害物質がたくさん存在しています。
その有害なウイルスから身を守ってくれているのが免疫です。
そして「免疫力」とは、その免疫の防御能力の強さのことです。
自分自身の免疫力が強ければ、しっかりと有害なウイルスや細菌から身を守ってくれます。
しかし免疫力が下がっていると、有害なウイルスから身を守れずに風邪を引いてしまったり、病気になる可能性が高くなります。
ウイルスから身を守り、感染症にかかるのを防ぐためには、免疫力を上げることが大切なのです。

自然免疫

自然免疫

自然免疫は元々人の身体に備わっているしくみです。
自然免疫に含まれる免疫細胞は、自分以外の有害物質をいち早く認識し、攻撃することで有害物質を排除します。
自然免疫を代表する細胞としてマクロファージやNK細胞、好中球やマスト細胞があります。
これらの細胞がはたらくことで、体外から侵入してきた有害物質を攻撃したり、有害物質の情報を他の免疫細胞に伝えたりします。

獲得免疫

獲得免疫

自然免疫は血液中に入った小さい病原体や、細胞の中に入り込んでしまった有害物質の対処が難しいという特徴があります。
そこで活躍するのが獲得免疫です。
獲得免疫は1度侵入した有害物質の情報を記憶するという特徴があります。
この記憶した情報を使って1週間から2週間かけて抗体を作ります。
そうすることで再び同じ有害物質が侵入してきた際に、抗体によって素早く有害物質に対処することができるのです。
獲得免疫を代表する細胞として、樹状細胞やキラーT細胞、ヘルパーT細胞、制御性T細胞、B細胞があります。
獲得免疫の細胞は有害物質を攻撃する抗体を作ったり、抗体の記憶、有害物質の攻撃、攻撃の制御などを行っています。
この、自然免疫と獲得免疫という免疫のしくみによって、ウイルスから身を守っています。

納得

なるほど!免疫のしくみのおかげでウイルスから身を守れているんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!では、免疫力を上げるおすすめの食べ物を紹介します!

免疫力を上げる効果が期待できるおすすめの食品5選!

おすすめの食品

ウイルスが体内に侵入すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかってしまう可能性があります。
感染症にかからない丈夫な身体をつくるためには、免疫力を上げることが大切です。
そこで、免疫力を上げる効果の期待できるおすすめの食品を紹介します。

ユーグレナ

ユーグレナ

ユーグレナはワカメや昆布などと同じ藻の一種です。
つまり、海藻類を摂取する時と同じように免疫力を上げる効果が見込めます。
さらに、ユーグレナは藻類の一種でありながら、動物の性質も兼ね備えているほか、パラミロンという食物繊維の一種である特有成分も含んでいます。
ですので、食物繊維や、ビタミンなどの野菜や魚、肉などに含まれる幅広い栄養素を含み、その栄養素の種類は59種類にも及びます。
実際に、さまざまな研究によってユーグレナを摂取することで、免疫力の向上に期待ができることや、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する可能性があることがわかっています。
また、野菜と違って細胞壁を持たないため、身体への栄養吸収率が高いことでも知られてます。
これらのことから、ユーグレナは免疫力を上げたい方だけでなく、栄養バランスに気を使っている方にもおすすめです。

ヨーグルト

ヨーグルト

ヨーグルトには善玉菌のひとつである乳酸菌がとても多く含まれています。
乳酸菌は悪玉菌の繁殖を抑え、腸内環境を整えるはたらきがあります。
腸内環境を整えることで、免疫機能が正常にはたらき、免疫力を上げる効果が期待できるのです。
ヨーグルト以外にもチーズ、味噌、キムチなどの発酵食品に乳酸菌が多く含まれているのでおすすめです。
ヨーグルトに関しては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

納豆

納豆

納豆は納豆菌やたんぱく質、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。
納豆菌とは、納豆を作るときに必要な細菌のことです。
納豆菌は、胃酸に強い性質を持っているため、胃酸で死滅することなく大腸まで届きます。
大腸に届いた納豆菌は、乳酸菌のエサになったり、腸内細菌の活動をサポートし、腸内環境を整えます。
免疫細胞の6割は腸に存在しているので、腸内環境を整えることは免疫力を上げるためにとても重要です。
納豆と免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

バナナ

バナナ

バナナはビタミンB6、食物繊維、糖質などが多く含まれています。
糖質は、たんぱく質、脂質と並ぶエネルギー産生栄養素のひとつで、消化されることで身体のエネルギー源となります。
エネルギーが不足すると免疫力は下がってしまうので、糖質は免疫力を保つための大切な栄養素になります。
バナナは免疫力を高める以外にも疲労回復効果や集中力を高める効果などが見込めます。
バナナと免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

生姜

生姜

生姜は、ジンゲロール、ショウガオール、ビタミンを含んでいます。
生姜に含まれるジンゲロールは免疫細胞の一つである白血球を増やし、免疫機能を活性化させることができます。
ジンゲロールは、免疫力を活性化させる以外に、殺菌作用や頭痛を抑える作用などさまざまなはたらきを持っています。
また、体温が下がると免疫力は落ちるといわれています。
生姜には、体温を上げる効果もあるので、二つの理由から免疫力を高めることが期待できます。
生姜と免疫力についてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

納得

なるほど!これらの食品を意識してみます!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

ぜひ!次は、免疫力を上げる生活習慣について紹介します!

ウイルスの侵入を防ぐために大切な生活習慣5選!

生活習慣

ウイルスから身を守るためには免疫力を上げることが大切です。
そこで、免疫力を上げる5つの生活習慣を紹介します。

十分な睡眠を取る

睡眠

睡眠と免疫力が関係していることはさまざまな研究により明らかになっており、睡眠時間の長さだけではなく、睡眠の質も免疫力に関係しています。
睡眠時間の目安として、厚生労働省では 健康づくりのための睡眠指針 2014 というものを作成しています。
「健康づくりのための睡眠指針 2014」では年齢や季節に応じて、昼間に眠気で困らない程度の睡眠、具体的には6~8時間ほどの睡眠時間を取ることを推奨しています。
また、質の良い睡眠を取るためにも寝る前のカフェインやアルコールの摂取を避けたり、リラックスできる環境づくりをしましょう。
睡眠と免疫力の関係については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

適度な運動

運動

適度な運動をすることでも免疫力を上げる効果が期待できます。
その理由の1つとして、ウォーキングなどの適度な運動をすることでナチュラルキラー細胞が増殖します。
ナチュラルキラー細胞は常に体内をパトロールし、ウイルス感染細胞やがん細胞などを見つけるといち早く発見して攻撃するという免疫機能をもった細胞です。
つまり、運動をしてナチュラルキラー細胞を増やすことで、免疫力を上げる効果が期待できます。
ただし過度な運動は免疫力を下げてしまう可能性があります。
また、当サイトでは運動と免疫力についての記事もありますので、適度な運動量などについて詳しく知りたいという方はそちらも合わせてご覧ください。

バランスの良い食事

バランスの良い食事

免疫力を上げ、保つためには栄養バランスの良い食事を日頃から心がけることが大切です。
そして、免疫力を保つためには腸の環境を改善し、そのはたらきを活発にすることが重要です。
なぜなら、腸には免疫をつかさどっている免疫細胞が集中していて、免疫細胞の活動を活発にすることで免疫力を上げることができるからです。
栄養バランスの良い食事をすることと、規則正しく食事をとることで、腸の環境を良い状態で保ちましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイド出典:食事バランスガイド(基本編) 食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。
野菜類である副菜では1日あたりサラダや味噌汁を5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
しかし、栄養バランスの良い食事を毎日続けるのは大変ですよね。
そこで59種類の豊富な栄養素をバランス良く含む石垣島ユーグレナのような素材をうまく取り入れる方法もおすすめです。
また、ユーグレナの特有成分であるパラミロンが免疫力向上に役立つという研究結果もあるので、特におすすめです。

お酒を飲みすぎない

お酒

お酒の飲みすぎは免疫力を下げてしまいます。
お酒を飲みすぎると肝臓がアルコールを分解しきれなくなり、肝機能が低下します。
そして肝機能が低下すると、免疫システムに必要な栄養などを体内に供給しにくくなり、免疫力が下がってしまうのです。
さらに、飲酒によって体内に取り込まれたエタノールは、発がん性が示されている物質に代謝されるので、がんの原因になると考えられています。

ストレスを溜めない

ストレス

精神的、心理的なストレスも免疫力を下げる原因となります。
強いストレスを受けると、抗体の一種であるIgAの分泌量が低下し、免疫力が下がってしまいます。
例えばテスト前や受験など強いストレスを受けて、体調を崩しやすいという方は免疫力が下がっていることが関係しているかもしれません。
自分の生活を見直したり、「笑い」がIgAの分泌量を増やすというデータもありますので、気分転換にお笑いの映像などを見ることがおすすめです。

納得

なるほど!生活習慣も免疫力に関わっているんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!ぜひ意識してみてください!

まとめ

まとめ

免疫力を上げると、ウイルスから身を守り、感染症を予防しやすくなります。
その免疫力は食品や生活習慣を意識することで上げることができるといわれています。
普段から健康的な生活を意識して、免疫力を上げるようにしましょう。

納得

今日はウイルスと免疫力について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ、免疫力を上げるために普段から意識して生活してください!

納得

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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