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ビタミンDが花粉症に効く?ビタミンDと花粉症の関係やビタミンDを豊富に含む食べ物を紹介!

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疑問

ビタミンDに花粉症の症状を緩和する効果が期待できるっていう話を聞いたんですけど本当ですか?

ユーグレナ 鈴木 ユーグレナ 鈴木

はい!ビタミンDを摂取することで花粉症の症状を緩和することができるといわれています!

納得

そうなんですね!もっと詳しく教えてください!

ユーグレナ 鈴木 ユーグレナ 鈴木

では、今回はビタミンDと花粉症の関係についてや、ビタミンDを多く含む食べ物を紹介していきます!

ビタミンDと花粉症の関係

ビタミンDと花粉症の関係

花粉症が発症してしまう原因の1つに腸内環境が影響しているといわれています。
なぜなら、腸内環境が悪化し腸の粘膜細胞同士の結びつきが弱くなってしまうと、口から入った花粉が腸から体内に侵入しやすくなり、花粉症を引き起こすことにつながるからです。
また、花粉症を発症してしまう原因は腸内環境以外に免疫のバランスが崩れることも可能性としてあげられます。
ビタミンDには、緩んだ腸粘膜の結びつきを強くするはたらきや免疫のバランスを整える効果があるといわれています。
つまり、ビタミンDを摂取することで花粉症の症状緩和に期待ができるということです。

納得

なるほど、ビタミンDには花粉症の症状を緩和する効果が見込めるんですね!

ユーグレナ 鈴木 ユーグレナ 鈴木

そうなんです!花粉症の改善以外にも、嬉しい効果が期待できるのでそちらも紹介しますね!

花粉症改善以外のビタミンDの効果

ビタミンDの効果

ビタミンDには、花粉症の症状を緩和する効果が期待できます。
さらに、花粉症の症状を緩和する効果以外にも嬉しい効果が期待できるので紹介していきます。

骨を丈夫にする

骨を丈夫にする

ビタミンDは、カルシウムの吸収を高めるはたらきや、血液中のカルシウムが骨や歯に付くことを助けるはたらきがあります。
ビタミンDのこのはたらきによって、身体の成長を促進したり丈夫な骨や歯を作り、維持することができます。
逆に、ビタミンDが不足すると、骨粗しょう症を引き起こす恐れがあります。

がんの予防

がんの予防

ビタミンDによってがんの発生が抑えられることがわかっています。
ある研究でマウスにビタミンDを与えると、首から上を指す頭頚部のがんが約80%抑えられるという結果が得られたのです。
同様に頭頚部以外でも乳がんや前立腺がんといったがんに対して効果がありました。
逆に、ビタミンDの血中濃度が低いと大腸がん、前立腺がん、乳がんの発症が30~50%高くなることも明らかになりました。
この研究からビタミンDを摂取することで、がんの予防効果に期待ができるといえます。
がん予防に効果的な食べ物やがんと免疫については、以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

インフルエンザの予防

インフルエンザの予防

ビタミンDは、季節性のインフルエンザを予防する効果があることが研究でわかっています。
ビタミンDには腸内環境の改善や免疫のバランスを整えるはたらきがあると、先ほど説明しました。
この2つのはたらきは花粉症の改善以外に、外部から侵入する有害物質に抵抗し身体を健康な状態に保つ効果があります。

納得

なるほど!ビタミンDには花花粉症の症状を緩和する効果以外にもこれらの効果が期待できるんですね!

ユーグレナ 鈴木 ユーグレナ 鈴木

そうなんです!次は、ビタミンDが豊富に含まれているおすすめの食べ物を紹介します!

ビタミンDが豊富に含まれている食べ物

ビタミンDが含まれている食べ物

ビタミンDには、花粉症の改善以外にも、骨を丈夫にするなどの嬉しい効果があります。
そのビタミンDを摂取するためには、どのようにしたらよいのでしょうか。
それでは、ビタミンDが多く含まれている食べ物を紹介していきます。

きのこ

きのこ

きのこは、ビタミンDやβ-グルカンなどの栄養素が含まれています。
β-グルカンは免疫力に関わりのあるナチュラルキラー細胞や白血球のはたらきを活性化させます。
そのため、風邪の予防をはじめ、がんを抑制する効果も期待できます。
また、β-グルカンには腸内環境を整えるはたらきもありますので、便秘で悩んでいるという人にも改善の効果が期待できるでしょう。
β-グルカンはきのこ以外にも大麦などから摂取することができます。
きのこについては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

卵

卵にはビタミンDの他にたんぱく質やビタミンAなどの栄養素が含まれています。
ビタミンAの主要な成分であるレチノールには、目や皮膚の粘膜を健康に保つはたらきがあり、粘膜には外敵から身体を守るために粘膜免疫という機能があります。
粘膜免疫はウイルスなどを身体に入り込まないようにするはたらきがあり、目や皮膚の粘膜が健康に保たれていないと、粘膜免疫のはたらきが弱まり免疫力が低下してしまうのです。
ビタミンAを摂取すると免疫力を保てるので、健康な身体をつくることが期待できます。
卵については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

チーズ

チーズ

チーズには、ビタミンDが豊富に含まれているほか、ビタミンD以外にもビタミンAやビタミンB2という栄養素が含まれ、身体に良い効果があるといわれています。
例えば、ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えるはたらきがあるので疲れにくい身体を作ることができます。
しかし、チーズには塩分も多く含まれているので、食べすぎには注意をしなければなりません。
厚生労働省が作成した 食事バランスガイド によると、1日にスライスチーズ2枚が適量です。
食べすぎには気を付けながら食事に取り入れてみましょう。
チーズについては以下の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。

納得

なるほど!これらの食べ物がおすすめなんですね!

ユーグレナ 鈴木 ユーグレナ 鈴木

そうなんです!ぜひ食事に取り入れてみてください!

まとめ

まとめ

花粉症は、腸内環境や免疫バランスが崩れることが大きな要因となっています。
ビタミンDには、崩れてしまった腸内環境や免疫のバランスを整えてくれるというはたらきがあるといわれています。
花粉症の改善をするために、ビタミンDが多く含まれているきのこなどを取り入れてみましょう。

納得

今日はビタミンDと花粉症について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木 ユーグレナ 鈴木

いえいえ、ビタミンDを取り入れるために、きのこを食べてください。

納得

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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