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ユーグレナおよびパラミロンの摂取でインフルエンザ症状を緩和する可能性が示唆されました(マウスによる試験)

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ユーグレナ粉末、パラミロン粉末を含んだエサを2週間経口摂取させたマウスに、インフルエンザウィルス(A/PR/8/34(HINI))を投与し、生存率等を確認しました。通常インフルエンザウイルスに感染したマウスは肺で強い炎症が起こりますが、ユーグレナ粉末、パラミロン粉末を摂取していたマウスは、生存率が有意に向上し((a)参照)、肺の中のインフルエンザウィルスが有意に減少しました((b)参照)。

さらに、マウスの肺の中の免疫伝達物質サイトカイン分泌量を測定したところ、ユーグレナ粉末を摂取したマウスでは、サイトカイン4種(IFN-β、TNF-α、IL-1β、IFN-γ)の分泌量が高値を示し、パラミロン粉末を摂取したマウスではサイトカイン6種(TNF-α、IL-1β、IL-6、IL-12(p70)、IFN-γ、IL-10、)の分泌量が有意に向上し、IFN-βは高値を示しました((c)参照)。

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これらの結果は、ユーグレナ粉末とパラミロン粉末の事前摂取により、主にパラミロンの作用によって、免疫伝達物質であるサイトカインの分泌量が増加して免疫細胞が活性化し、その結果、ウイルスの排除が促進され、インフルエンザ症状を緩和する可能性を示しています。

出典:A.Nakashima et al. Biochem Biophys Res Commun. 2017

2015.2.9/2017.11.1 株式会社ユーグレナよりニュースリリース

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