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サウナに期待できる効果は?水風呂やサウナの種類別の特徴や効果についても解説!

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疑問

最近サウナが流行していますが、サウナにはどのような効果があるんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

サウナには、疲労回復や睡眠促進の効果などがあります。

納得

サウナの効果について、もっと詳しく知りたいです。

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

それではまず、サウナに期待できる主な効果についてみていきましょう。

サウナに期待できる効果7選

サウナ

サウナには、疲労回復や入眠促進といったいくつもの効果があると言われています。
以下では7つの効果を厳選してご紹介します。

疲労回復効果

タオルを巻いた女性

疲労を感じる原因の一つに、自律神経の乱れが挙げられます。
自律神経には、活動している際にはたらく交感神経と、リラックスしている際にはたらく副交感神経を切り替える役割があります。
交感神経は一時的に集中力を上げるために働くものであるため、交感神経が優位な状態が長く続くと疲労が溜まってしまうのです。
そこで、サウナで温冷交代浴(サウナ→水風呂→休憩を繰り返すこと)をすることで、副交感神経を活発にさせることができます。
サウナで副交感神経が優位になると身体がリラックスした状態になるため、疲労回復の効果が期待できるのです。

肩こりや筋肉疲労の解消効果

リラックスする女性

サウナで身体が温まると血流が良くなり、凝り固まった筋肉にも血液が届くため、肩こりの解消に繋がります。
また、血液により運ばれる酸素の量が増えて筋肉疲労物質が分泌されるため、筋肉の疲労を回復する効果が高まります。
筋肉が緊張した状態になる運動後には、疲労の原因となる乳酸が生成されますが、サウナにはその乳酸を減らす効果もあります。
ですので、スポーツやジムを終えた後にサウナに入ることもおすすめです。

むくみの改善効果

肩こり

体内の余分な水分を排出するサウナには、むくみを改善する効果も期待できます。
むくみは、主に運動不足や血流の悪さが原因で、水分がリンパや細胞間に溜まってしまい、身体がむくんでしまうと言われています。
サウナでたくさん汗をかけば、身体から余分な水分が排出され、足をスッキリさせることができます。

睡眠を促進する効果

脚

サウナには、交感神経と副交感神経を上手く切り替え、睡眠を促進する効果が期待できます。
交感神経と副交感神経の切り替えが上手くできないと、寝付けなかったり睡眠の質が下がったりする可能性があります。
そこで、サウナと水風呂で交感神経をはたらかせ、休憩中に副交感神経を優位にすることで、自律神経を安定させることができます。
自律神経が安定し、副交感神経が上手くはたらくと身体がリラックス状態になるため、睡眠を促進する効果が期待できるのです。
また、サウナと睡眠の関係について、下記の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

サウナに入ると眠気が起こるメカニズムとは?サウナと睡眠の関係について解説!

免疫力が高まる効果

睡眠

サウナで身体が温まり、体温が38度以上になると、熱ストレスによってHSP(ヒートショックプロテイン)というたんぱく質が増加します。
HSPには、抗ストレス作用や抗疲労作用、免疫力を高めるなどの効果が期待できます。
また、HSPには損傷したたんぱく質をストレスがかかる前の状態に近づけるはたらきもあります。
私たちの細胞はほとんどがたんぱく質で作られているため、HSPのはたらきによって細胞の健康を維持する効果が期待できるのです。

美容効果

運動する夫婦

サウナには、美容効果が期待できます。
サウナに入ることで血行が良くなり新陳代謝が促されて肌のターンオーバーに繋がるといわれています。
また、サウナに入ると大量の汗をかき、汗と一緒に体内の老廃物も排出されるため、サウナに入った後は肌の透明感がアップする可能性があります。

ダイエット効果

美肌な女性

サウナには、代謝を上げてダイエット効果を促進する作用も期待できます。
体温が上がると、脂肪を燃焼させる効果があるHSP(ヒートショックプロテイン )というたんぱく質が体内で生成されます。
HSPのはたらきはサウナに入ってから2〜3日後に活発化します。
そのため、ダイエットを目指しているなら、週に何回かサウナに入り、脂肪が燃焼しやすい状態を保つことがおすすめです。

納得

サウナにはさまざまな効果があるんですね。サウナを出た後の水風呂にはどんな効果があるんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

水風呂は血圧と大いに関係しています。

サウナを出た後の水風呂の効果は?

水風呂

サウナから出た後の水風呂には、低血圧を改善する効果が期待できます。
それはなぜでしょうか。
まず、サウナに入ると身体が温まり、血管が広がることで低血圧になります。
そして、サウナから出た後に水風呂に入ると血管が急激に縮まり、逆に血圧が上昇します。
この仕組みを利用し、サウナと水風呂を行き来することで、心臓や血管のポンプ機能を活発化させることができるのです。
心臓や血管がうまくはたらくようになると、正常な血圧を保ちやすくなるため、健康維持の効果も期待できます。
ただし、身体が温まった状態で突然水風呂に入ると心臓に負担をかけてしまうため、身体に水をかけて慣らしてから入るようにしましょう。

納得

サウナと水風呂をセットにすることで、血圧を正常にすることができるんですね。

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい。サウナと水風呂の温度差には注意しながら試してみてください。

サウナの種類別の特徴や効果は?

ダイエット

サウナにはいくつか種類があり、目的によって選ぶことがおすすめです。
以下で、日本国内でも親しむことのできるサウナ4種と、各サウナの効果について解説します。

ドライサウナ

サウナ

ドライサウナは、日本で最も利用されているサウナです。
ドライサウナの温度は80〜100度と高温に設定されていることが多く、サウナから出たら水風呂に入るという流れが一般的です。
サウナと水風呂を行き来することで、血圧が上下を繰り返し、正常な血圧を維持する効果が期待できます。
また、身体を温めることで血流が促進され、凝り固まった筋肉にも血液が届くため、肩こりの解消にも効果的です。

スチームサウナ

サウナ

室内が蒸気で満たされるスチームサウナは、40〜60度の室温であるため、ドライサウナが苦手な方にもおすすめです。
蒸気に含まれる水分が細かく肌に浸透しやすいため、保湿効果があります。
また、暖かい蒸気によって身体の内側をゆっくりと温めることができるため、汗とともに老廃物を排出するデトックス効果も期待できます。

ミストサウナ

美肌の女性

ミストサウナは、暖かいミストが噴出されているサウナです。
ミストサウナの温度は40〜50度と低めであるため、息苦しさを感じにくく、身体への負担が少ないという点も特徴です。
低温なサウナで身体を温めると熱によるストレスが少ないため、副交感神経が優位にはたらきます。
そのため、身体をリラックスさせることができ、睡眠を促進する効果も期待できるのです。

遠赤外線サウナ

サウナのドア

遠赤外線には、物質を振動させて熱を与える効果があります。
遠赤外線サウナでは、上記のような効果を利用することで身体の表面を振動させて温め、血流を促進することができます。
血流が良くなると熱が身体全体に伝わるため、身体の奥から温まり、冷え性の改善に繋がります。
また、遠赤外線サウナでは身体を深部から温めることができ、ドライサウナよりも汗をかきやすいため、デトックス効果を得たいという方にもおすすめです。

納得

得たい効果によって、サウナの種類を選びたいと思います。

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

サウナの温度によって目安の時間も異なるため、サウナの注意書きを確認しましょう。

まとめ

体を拭く女性

当記事では、サウナに期待できる効果や、サウナの種類別の効果について解説しました。
サウナには、疲労回復や睡眠を促進する効果があることなどを理解いただけたかと思います。
サウナの種類によっても得られやすい効果が異なるので、ぜひ目的別に利用してみてください。
また、サウナには睡眠を促進する効果があると解説しましたが、ユーグレナを摂取することでも、睡眠の質を高めることが研究によって明らかになりました。
ユーグレナはワカメや昆布の仲間である藻の一種で、身体に良い59種類の栄養素がバランス良く含まれており、最近注目のスーパーフードです。
ユーグレナを摂取することで、腸内フローラの多様性が高くなり、睡眠の質が向上するとされています。
研究の詳しい内容については以下をご覧ください。

納得

疲れが取れないと感じたときは、サウナを利用したいと思います。

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

サウナには疲労回復以外にも嬉しい効果がたくさんあるため、ぜひ利用してみてください。ただしサウナは体力も使うので、是非ユーグレナを含んだ飲み物などで水分や栄養補給も忘れずに!

鈴木 健吾

     
監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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