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スムージーって身体に良いの?スムージーに含まれる栄養素と期待できる効果について解説!

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疑問

最近コンビニやスーパーなどで、いろんな種類のスムージーをみかけるんですけど身体に良いんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!スムージーに使用されている野菜やフルーツには、身体に良い栄養素が含まれているんです!

納得

なるほど!もっと詳しく教えてください!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!それでは、スムージーに含まれている栄養素について解説していきますね。

スムージーに含まれている栄養素

栄養素

スムージーと聞くと、多くの野菜やフルーツが盛りだくさんに入っている飲み物を想像するのではないでしょうか。
メーカーや商品によって、スムージーに使用している野菜やフルーツの種類は異なります。
以下では、多くのスムージーに含まれている野菜やフルーツの栄養素について解説していきます。

カルシウム

カルシウム

多くのスムージーに含まれている小松菜には、カルシウムが多く含まれています。
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルであり、骨や歯を形成する栄養素です。
カルシウムが不足すると、身体は骨を溶かしてカルシウムを血中に取り出します。
すると、免疫細胞をはじめとする細胞内にカルシウムが入り込み、普段より免疫細胞が機能しなくなってしまうのです。
免疫を正常に機能させるためにも、カルシウムを含む野菜ジュースを飲むことがおすすめです。

鉄分

鉄分

多くのスムージーに使われているほうれん草には、鉄分が多く含まれています。
鉄分は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。
体内の鉄分は、ほとんどが赤血球を作っているヘモグロビンの成分になっています。
ヘモグロビンには、酸素と結びついて肺から身体のすみずみまでその酸素を運ぶはたらきがあります。
鉄分が不足してしまうと、肩こりや貧血になる可能性があります。
なので、鉄分が含まれている野菜ジュースを飲んで、酸素を運ぶためのヘモグロビンを作ることが大切です。

β-カロテン

β-カロテン

多くのスムージーに使われているにんじんには、β-カロテンがとても多く含まれています。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて作用し、皮膚や粘膜の免疫を増強し、有害な活性酸素から身体を守る抗酸化作用があります。
また、β-カロテンは生の野菜から摂取するよりも加工食品から摂取した方が体内に吸収されやすいので、野菜ジュースでの摂取をおすすめします。

食物繊維

食物繊維

多くのスムージーに使われているバナナには、食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は第6の栄養素ともいわれており、主な効果は腸内環境を整え、免疫細胞を活性化させることです。
免疫に関わる細胞の6割以上が腸に存在しているので、腸内環境を整えることは免疫力を上げるために非常に重要です。
食物繊維の腸内環境を整える効果から、食物繊維の摂取は免疫力アップにつながるといわれています。
さらに、食物繊維は便秘の解消だけでなく、血糖値上昇の抑制や血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな効果が期待できます。
また、スムージーを自分で作る際には、バナナがどれくらい熟しているかに注意してください。
バナナに含まれている食物繊維は、熟しすぎてしまうと糖質に変わってしまいます。
そのため、自分でバナナを使ったスムージーを作る際には、青いバナナや未完熟のバナナを使うことがおすすめです。

ビタミンC

ビタミンC

多くのスムージーに使われているキウイには、ビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持つビタミンで、活性酸素のはたらきを抑える役割があります。
ビタミンCが、皮膚や粘膜を劣化させる活性酸素のはたらきを抑えることで、免疫力を上げる効果が期待できます。
加えて、ビタミンCは免疫力を上げる以外に、ストレス耐性をつけたり、貧血の予防やコラーゲンの生成を促進するはたらきがあります。
キウイが含まれているスムージーを飲んで、ビタミンCを摂取しましょう。

ビタミンE

ビタミンE

多くのスムージーに使われているアボカドには、ビタミンEが含まれています。
ビタミンEは油脂に溶け、強い抗酸化作用を持つ脂溶性ビタミンです。
さらにビタミンEは脂質に溶けるので、細胞膜の脂質部分に入り込み、細胞膜を守る効果が期待されています。
この効果によって、外部からのウイルスなどの侵入を防ぎ、免疫力を上げます。
ビタミンEは免疫力を上げる他にも、美肌効果や生殖機能を維持する効果があるといわれています。

ポリフェノール

ポリフェノール

多くのスムージーに含まれているりんごには、ポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールは、多くの植物に存在する苦味や色素の成分で、その種類は5,000以上あるといわれています。
そんな中でもリンゴには100種類以上のポリフェノールが含まれています。
リンゴに含まれているポリフェノールの中でも特にプロシアニジンが多く含まれています。
プロシアニジンは強い抗酸化作用を持ち、皮膚や粘膜を劣化させる活性酸素のはたらきを抑えるという役割があります。
さらに、皮膚や粘膜を劣化させる活性酸素のはたらきを抑えることで、免疫力アップの効果にも期待できます。
また、プロシアニジンの他にはアントシアニンというポリフェノールが含まれています。
アントシアニンには血圧を正常に保ったり、視力を回復させる効果が期待できます。
その他にもリンゴにはエピカテキンなどさまざまなポリフェノールが含まれています。

納得

スムージーに使われることの多い野菜やフルーツには、このような栄養素が含まれているんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!続いて、これらの栄養素に期待できる嬉しい効果について解説していきます。

スムージーに期待できる嬉しい効果

効果

スムージーに使われることの多い野菜やフルーツには、豊富な栄養素が含まれています。
以下では、それぞれの栄養素にどのような嬉しい効果が期待できるのかについて解説していきます。

ダイエット効果

ダイエット

太りやすい人と太りにくい人の違いには、腸内環境が大きく関わっています。
体型を維持し、太りにくい身体になるためには腸内環境を整えることが大切です。
あるマウスを使った研究で、太ったマウスの腸内細菌を移植したマウスと、痩せたマウスの腸内細菌を移植したマウスの体脂肪の変化を計測しました。
すると、太ったマウスの腸内細菌を移植したマウスの方が体脂肪が増加する傾向にありました。
つまりこの研究によって、腸内細菌が肥満に関わっていることが示唆されたのです。
リンゴには、腸内環境を整える効果が期待できるペクチンが含まれています。
そのため、リンゴが含まれているスムージーを飲むことでダイエット効果が期待できるのです。
ダイエットに関しては以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください!

美肌効果

美肌効果

多くのスムージーに使われているキウイには、ビタミンCが含まれています。
ビタミンCには、肌のハリを保つ効果のあるコラーゲンの生成を助けるはたらきがあります。
また、ビタミンCの持つ強い抗酸化作用により、活性酸素が原因で起こる肌のシミやシワを予防するはたらきがあります。
これらの理由から、キウイが含まれているスムージーを飲むことでビタミンCを摂取し、美肌効果が期待できるのです。

花粉症対策

花粉症対策

多くのスムージーに使われているバナナには、花粉症対策の効果が期待できます。
筑波大学と日本バナナ輸入組合の研究により、バナナを定期的に食べることでスギ花粉症の自覚症状が改善されることが確認されました。
この実験では、スギ花粉症の人をバナナを食べるグループと食べないグループに分け、くしゃみや鼻づまりなどの花粉症の症状を、血液検査と問診を行い、測定しました。
バナナを食べるグループは1日あたりバナナ200g(約2本分)を8週間食べ続け、測定をします。
その結果、バナナを定期的に食べることによってスギ花粉症患者の自覚症状が改善されることが確認できました。
スギ花粉症患者の中でも特に、35歳以下の男性で大きな効果がみられました。 この研究から、バナナが花粉症対策に効果的だと注目されています。
つまり、バナナが含まれているスムージーを定期的に飲むことで花粉症対策の効果が期待できるということです。

納得

スムージーを飲むことでこのような効果が期待できるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!続いて、栄養を摂取するのになぜスムージーがおすすめなのかについて説明します!

栄養を摂取するのになんでスムージーがおすすめなの?

おすすめ  
スムージーに使われることの多い野菜やフルーツには、健康に良い栄養素がたくさん含まれています。
実は、生の野菜やフルーツを摂取するよりもスムージーで野菜やフルーツを摂取した方が身体に良いのです。
それでは、野菜やフルーツの栄養素を摂取するのにスムージーの方が良いメリットについて紹介していきます。

野菜やフルーツの栄養素が盛りだくさん

盛り沢山

日本の成人が1日に取るといいとされている野菜の量は350g、フルーツの量は200gです。
スムージーは、たくさんの野菜やフルーツを液体にして飲むことができるので、効率良く野菜やフルーツを生活に取り入れることができます。
バランスの良い食生活のために、毎日の習慣としてスムージーを取り入れることがおすすめです。
しかし、スムージーにすることによって効果が薄れてしまう栄養素もあるので、足りない栄養素は普段の食事でバランスを取るようにしましょう。
そして栄養バランスの良いものとして、ユーグレナもおすすめです。
ユーグレナは野菜や魚、肉などに含まれる幅広い栄養素を含み、その栄養素の種類は59種類にも及びます。
ユーグレナは商品として水や牛乳に溶かして飲むパウダータイプ、ビタミン剤のように飲むサプリメントタイプがあります。
もちろん、ユーグレナに含まれている栄養素をスムージーとして飲めるタイプもあります。
自分に合った方法で摂取できるのでオンラインショップなどで探してみてください。

消化に良い

消化

糖質や炭水化物が少ない野菜やフルーツで作られたスムージーであれば、腸での消化に負担がかかりません。
また、野菜やフルーツに含まれている栄養素は、ミキサーにして粉砕されることによって、体内に吸収されやすくなっています。
野菜やフルーツをそのままで食べるよりも、ミキサーにかけてスムージーとして取り入れた方が消化に良いのでおすすめです。

豊富なレシピ展開

レシピ展開

スムージーは、野菜やフルーツなどがミキサーで粉砕されて作られています。
それぞれの野菜やフルーツに含まれている栄養素を知ることで、自分専用のスムージーを作ることができます。
また、普段あまり食が進まないような苦い野菜などもフルーツと合わせることで飲みやすくなるかもしれません。
自分に足りない栄養素や、摂取したい栄養素に合わせて自分好みのスムージーを作ってみるのがおすすめです。

納得

スムージーにはたくさんの工夫の仕方があるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!自分好みのスムージーを作ってみてください!

まとめ

まとめ

スムージーに使われている野菜やフルーツには、身体に良い栄養素がたくさん含まれています。
これらに含まれているそれぞれの栄養素には、ダイエット効果などの身体に嬉しい効果が期待できます。
また、スムージーはたくさんのレシピ展開が可能なので、自分に不足している栄養素や積極的に摂取したい栄養素を含んだ野菜やフルーツを使ってスムージーを飲んでみてください。

納得

今日はスムージーと栄養について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!ぜひ、スムージーを生活に取り入れてみてください!

納得

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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