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2020.12.24

免疫や免疫細胞にはどんな種類がある?役割やはたらきなどを詳しく解説!

免疫 自然免疫 獲得免疫

悩む

免疫という言葉はよく聞くんですけど、しくみとかどんなはたらきをしているのかとかよく知らなくて...

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

実は免疫には2種類あって、それぞれが異なるはたらきをして身体を守っているんです!

疑問

そうなんですね!2種類ある免疫は具体的にどんなはたらきをしているんですか?教えてください!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!では今回は2種類の免疫と、それぞれのはたらきなどについて解説をしていきます!

目次
免疫の種類としくみ
自然免疫と免疫細胞の種類
獲得免疫と免疫細胞の種類
免疫力を上げるには?
まとめ

免疫の種類としくみ

免疫の種類

そもそも免疫とは有害なウイルスや細菌から身体を守るシステムのことです。
私たちが健康に暮らすことができるのは免疫が有害なウイルスや細菌から身体を守ってくれているからなのです。
そんな免疫には自然免疫と獲得免疫の2種類があります。
それぞれがどんなはたらきをしているのか紹介します。

自然免疫

自然免疫

自然免疫は生まれつき人の身体に備わっているしくみです。
自然免疫は、体内に侵入してきた自分以外の有害物質をいち早く認識し、攻撃することで有害物質を排除するしくみになっています。
また、体内に侵入してきた有害物質の情報を獲得免疫に伝えるという働きもします。
ただし、自然免疫は血液中や、細胞の中に入り込んでしまった小さな有害物質の対処は難しいという特徴があります。

獲得免疫

獲得免疫

獲得免疫は、自然免疫で対処できなかった有害物質に対して、特徴に合わせて武器(抗体)を作り出すなどして攻撃します。
獲得免疫は一度侵入した有害物質の情報を記憶するという特徴があります。
この記憶した情報を使って1週間から2週間かけて抗体を作ります。
そして再び同じ有害物質が侵入してきた際に、抗体で素早く有害物質に対処することができるのです。
このように異なるはたらきをする自然免疫と獲得免疫によって、日々私たちの身体は守られていて、健康に過ごすことができるのです。

納得

自然免疫と獲得免疫の2種類があるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!次にそれぞれの免疫細胞について紹介します!

自然免疫と免疫細胞の種類

自然免疫の免疫細胞

自分以外の有害物質を認識し攻撃する自然免疫は、いくつかの免疫細胞から成り立っています。
具体的にどんな免疫細胞でどんなはたらきがあるのか紹介します。

マクロファージ

マクロファージはアメーバ状の細胞で、体内に侵入した有害物質を発見すると、有害物質を取り込み、消化・殺菌する細胞です。
また、取り込んだ有害物質の情報を後に紹介するヘルパーT細胞に伝える役割もあります。

NK(ナチュラルキラー)細胞

NK細胞は全身をパトロールしていて、がん細胞やウイルスに感染した細胞を発見すると、その細胞を攻撃し殺す役割がある細胞です。
この後紹介するキラーT細胞と似た働きをしますが、キラーT細胞と違う点として有害物質の情報を受け取ってから攻撃するのではなく、単独で発見した有害物質を攻撃します。
そのため、「生まれつきの殺し屋」を英語にした「ナチュラルキラー」という名前が付けられています。

好中球

好中球は白血球の半分以上を占める細胞です。
好中球は酵素のはたらきで、細菌やカビを消化し殺菌する免疫細胞です。

マスト細胞

マスト細胞は鼻の粘膜や皮膚などに広く存在している免疫細胞です。
マスト細胞は体内に入り込んだ寄生虫に感染された細胞を攻撃します。
また、マスト細胞は肥満細胞と呼ばれることもありますが、肥満に関係しているのではなく、マスト細胞が膨れた様から肥満細胞と呼ばれます。

納得

こんなにたくさんの免疫細胞で構成されているんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!次に獲得免疫と免疫細胞の種類についても紹介します!

獲得免疫と免疫細胞の種類

獲得免疫の免疫細胞

一度侵入した有害物質の情報を記憶し対処する獲得免疫も、いくつかの免疫細胞から成り立っています。
具体的にどんな免疫細胞でどんなはたらきがあるのか紹介します。

樹状細胞

樹状細胞は主に肺や胃、皮膚などに存在していて、枝のような突起を周囲に伸ばしたような形をしている細胞です。
樹状細胞は有害物質を取り込み、その有害物質の情報を他の免疫細胞に知らせ、免疫細胞を活性化させるはたらきをします。

キラーT細胞

キラーT細胞は3種類あるT細胞の1つで、ウイルスに感染した細胞を攻撃し殺す役割がある細胞です。
樹状細胞から知らされた有害物質の情報を受け取り、その有害物質を攻撃します。

ヘルパーT細胞

ヘルパーT細胞もT細胞の一つで、免疫の司令塔の役割がある細胞です。
マクロファージや樹状細胞から知らされた有害物質の情報を受け取ると、有害物質の情報を分析し、キラーT細胞やB細胞に指示を出します。

制御性T細胞

問題のない細胞が攻撃されないよう、ヘルパーT細胞やキラーT細胞のはたらきを抑制したり、免疫作用を終了させたりする役割がある細胞です。
制御性T細胞のはたらきによってアレルギーや炎症がおこることを防ぎます。

B細胞

B細胞は骨髄に存在していて、体内に侵入した有害物質を排除するために必要な抗体を作る免疫細胞です。
B細胞はヘルパーT細胞から指令を受けると抗体を作り出します。
そして、このB細胞が体内に長く存在することで、同じ有害物質が2度目の侵入をした際に素早く対処することができます。

納得

それぞれの免疫についてわかりました!でも実際に免疫力を上げて風邪を引きにくくするにはどうすればいいんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

免疫力を上げる方法について次で紹介しますね!

免疫力を上げるには?

免疫力を上げる

ここまで自然免疫と獲得免疫について、それぞれの免疫細胞について解説をしてきました。
風邪などの病気にならないようにするためには、免疫細胞を活性化させ、免疫力を上げたり、保つ必要があります。
では具体的に免疫力を上げたり下がらないようにするためには、どんなことをすれば良いのか紹介します。

栄養バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事

免疫力を上げる、保つためには栄養バランスの良い食事を日頃から心がけることが大切です。
そのためには、腸内環境を改善し、腸のはたらきを活発にすることが重要です。
なぜなら、免疫に関わる免疫細胞の約6割が腸に存在していて、腸は体内で最大の免疫器官ともいわれているからです。
そのため、栄養バランスの良い食事をすることと、規則正しく食事をとることで、腸の環境を良い状態で保ちましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。

食事バランスガイド出典:厚生労働省「食事バランスガイド(基本編)

食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したらよいかがわかります。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけ、免疫力を上げましょう。
また、栄養バランスの良い食事を毎日続けるのは大変ですよね。
そこで59種類の豊富な栄養素をバランス良く含む石垣島ユーグレナのような素材をうまく取り入れる方法もおすすめです。
また、ユーグレナの特有成分であるパラミロンが免疫力向上に役立つという研究結果もあるので、特におすすめです。

睡眠時間と睡眠の質

睡眠

睡眠と免疫力が関係していることはさまざまな研究により明らかになっています。
アメリカの研究では睡眠時間が7時間以上だった人に比べて、6時間未満の人が風邪になる確率は4.2倍高いということがわかっています。
睡眠時間の目安として、厚生労働省が作成した健康づくりのための睡眠指針 2014を紹介します。
「健康づくりのための睡眠指針 2014」では6~8時間ほどの睡眠時間を取ることを推奨しています。
ただし、睡眠時間は季節や年齢などで変わってきます。
そのため、昼間に眠気に困らない程度に睡眠時間を取るようにしましょう。
また、睡眠時間の長さだけではなく、睡眠の質も免疫力に関係しています。
寝つきが悪いとか夜中に目が覚めるなどで、睡眠時間全体の2〜8%が眠れなかっただけで、ぐっすり眠れた人に比べて約5倍も風邪をひきやすいというデータがあります。
質の良い睡眠を取るためにも寝る前のカフェインやアルコールの摂取を避けたり、リラックスできる環境づくりをしましょう。
このように免疫力を上げるためには睡眠の長さと質の両方に気を付けましょう。

睡眠と免疫力の関係については以下の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

適度な運動

運動

適度な運動をすることでも免疫力を上げる効果が期待できます。
その理由の1つとして、ウォーキングなどの適度な運動をすることでナチュラルキラー細胞が増殖します。
2つ目に筋肉量も免疫力に関係しています。
というのも低体温の場合には免疫力にかかわる細胞の活動が低下してしまいます。
筋肉量が多いと、運動をした際に体温が上がりやすくなります。
そのため筋トレのような無酸素運動でも筋肉量が増えるため、免疫力が上がるのです。
ただし過度な運動は免疫力を下げてしまう可能性があります。
これはある研究があり、56kmのマラソンに参加した人と参加しなかった人では、参加しなかった人で風邪の症状が出た人は15.3%だったのに対して、参加した人では33.3%だったというデータがあります。
また、マラソン出場者の中でもトレーニングの時の走行距離が最も長い人たちと短い人たちでは、長い人たちの方が2倍風邪にかかっていたということもわかっています。
参考までに、日々ハードなトレーニングをしているアスリートは、一般の人よりも免疫力が低下しやすく、風邪を引きやすいと言われています。

適度な運動の目安を以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

納得

食事や睡眠、運動に気をつければいいんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!日々の生活で気をつけていきましょう!

まとめ

免疫

免疫力には自然免疫と獲得免疫の2種類があり、それぞれはたらきが違います。
自然免疫と獲得免疫の免疫細胞がはたらくことによって、私たちの身体が健康に保たれているのです。
そして風邪などの病気にならないためにも、当記事で紹介した食事や運動、睡眠に気をつけて免疫力を上げたり保つようにしましょう。

納得

今日は免疫の種類について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ、免疫の種類やしくみを理解して、健康な身体を維持しましょう!

笑顔

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。
2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。
2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。
現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。
マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。
東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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