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思春期の子どもに起きやすい自律神経疾患である起立性調節障害について解説!

思春期の子どもに起きやすい自律神経疾患である起立性調節障害について解説!

疑問

子どもが朝とても辛いみたいで...原因ってなにが考えられますか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

もしかしたら自律神経の乱れが原因かもしれません!

納得

自律神経って言葉は聞いたことがあるけれどよくわからないです。もっと詳しく教えてください!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!では今回は子どもと自律神経について解説していきますね!

自律神経とは

自律神経

そもそも自律神経とは血管や内臓をコントロールしている神経で、免疫に関する細胞もコントロールしています。
そして自律神経は交感神経と副交感神経の2つに分かれています。
交感神経は身体を活発に動かす時にはたらき、副交感神経は身体を休めている時にはたらきます。
この交感神経と副交感神経が互いにバランスを取ることで身体の状態を調節しています。
しかし睡眠不足やストレス、栄養バランスの悪い食事などが原因で交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経が乱れることがあります。

納得

自律神経が身体の状態を調節しているんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!次に自律神経の乱れから起きる起立性調節障害について解説します!

子どもに起こりやすい起立性調節障害

起立性調節障害

自律神経の乱れは大人だけでなく、子どもにも起きます。
特に小学校高学年から中学校の思春期の子どもに多い自律神経の病気を、起立性調整障害といいます。

起立性調節障害の症状

起立性調節障害の症状

起立性調節障害の主な症状としては、立ちくらみや朝起きられない、気分が悪いといったことがあります。
また、これらの症状は午前中に強く出て、午後は落ち着くことが多いということも特徴です。
起立性調節障害の症状が強く出てしまう場合、朝起きられず午前中も辛いことから、不登校につながることも多いです。
また朝起きられず午後は落ち着くことから、生活習慣が乱れ睡眠障害を併発することもあります。

起立性調節障害の原因

起立性調節障害の原因

起立性調節障害の原因は自律神経の乱れです。
起立性調節障害は小学校高学年から中学校の思春期に多くみられますが、この時期は第二次性徴期とも重なります。
第二次性徴期は身体のさまざまな機能が大人へと変化していく時期で、自律神経系にも変化が起こります。
そのため、自律神経の調節がうまくいかなくなることがあります。
また自律神経の調節をする力は環境的や精神的なストレス、遺伝が関係あるということもわかっています。

疑問

自律神経の乱れが原因なら、自律神経を整えるにはどうすれば良いんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!次に自律神経を整える方法について解説します!

自律神経を整える方法

自律神経を整える方法

自律神経が乱れることにより、起立性調節障害になってしまうことを解説しました。
以下では、自律神経を整えるにはどうすれば良いのか解説していきます。

栄養バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事

自律神経を整えるためには日々の食事を見直すことも大切です。
朝昼夜の3食を摂ることと、栄養バランスの良い食事を意識しましょう。
バランスの良い食事の基準として、厚生労働省では食事バランスガイドを作成しています。
食事バランスガイド 出典:食事バランスガイド(基本編) 食事バランスガイドでは「主食」、「副菜」、「主菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」を1日にどれくらい摂取したら良いかがわかります。
例えば主食であれば、1日あたりごはん中盛りを4杯程度が目安となっています。
野菜類である副菜では1日あたりサラダや味噌汁であれば5杯程度が目安となっています。
この食事バランスガイドを参考に栄養バランスに気をつけましょう。
また、栄養バランスの良い食事を毎日続けるのは大変ですよね。
そこで59種類の豊富な栄養素をバランス良く含むユーグレナのような素材をうまく取り入れる方法もおすすめです。
またユーグレナを継続的に摂取することで、ストレスの抑制や睡眠の質を改善する可能性があることが研究によりわかっています。

また、ユーグレナ社では幼児27名がユーグレナ含有飲料の摂取と生活習慣に関するアンケートを実施しました。
その結果、幼児が自分で起きることができ、起床時の機嫌がよく、朝食を残さず食べる傾向がみられました。
ユーグレナを摂取することで、幼児がしっかりと朝食を食べることもでき、栄養バランスにも気をつけることができるでしょう。
アンケート調査の詳しい内容については以下をご覧ください。

生活リズムを整える

生活リズム

自律神経を整えるためには生活リズムを整えることも大切です。
まずは就寝時間と起床時間を決め、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
また、夜ぐっすりと眠るために日中に軽く運動をすることも大切です。

成長を待つ

成長

先ほど紹介した起立性調節障害は第二次性徴期による自律神経系の変化によるものでした。
これは思春期に自律神経のはたらきが弱くなってしまうことが原因であるため、成長するにつれて自然と良くなることが多いです。
そのため、上記で紹介したようなバランスの良い食事を心がけたり生活リズムを整えるようにしながらゆっくりと子どもの成長を待つということも大切です。
また、自律神経はストレスからも大きな影響を受けます。
家族や学校関係者と協力して、子どものストレスの軽減に努めることも大切です。

納得

自律神経を整える方法は、色々あるんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!子どもに合わせてできることからやっていきましょう!

まとめ

まとめ

自律神経は交感神経と副交感神経が互いにバランスを取ることで身体の状態を調節しています。
そして、思春期の子どもは特に自律神経が乱れやすく、起立性調節障害になってしまうこともあります。
自律神経を整えるためにも栄養バランスの良い食事や生活リズムを整えるようにしましょう。

納得

今日は子どもと自律神経について教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ!子どものためにも栄養バランスの良い食事や生活リズムを整えてあげるようにしましょう!

笑顔

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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