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子どもが熱だけを出す原因は?子どもの熱の対処法、予防する方法を解説!

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疑問

知り合いの子どもが喉や鼻水などの症状はなく、熱だけあるみたいなんですけど、なにが原因なんでしょうか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

症状が熱だけの場合、いくつかの原因が考えられます。

納得

そうなんですね。具体的にどんな原因が考えられるんですか?詳しく教えてください!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!では今回は子どもが熱だけの症状の時について解説していきます!

子どもが熱を出しやすい理由

高い熱

そもそも子どもは体内でつくられるエネルギー量が多いため、大人よりも体温が高い傾向にあります。
また、子どもは体温を調節する機能がまだ未熟なため、厚着をしていたり室温が高いと体温も上がってしまいます。
そのため、子どもは大人と比べると高い熱を出してしまうことが多いのです。
大人の場合、体温を調節する機能がしっかりと成熟しているため、熱が出ている時には風邪などの感染症を疑ってしまいますが、子どもの場合には感染症等が原因ではないのに、熱だけが出ているだけということがあるのです。
子どもの熱は37.5度ぐらいまでは平熱といわれることもあります。
子どもの熱がいつもより高い、38度近くあるという場合には、子どもの格好や室温を調節して少し様子を見ましょう。
それでも熱がある場合には感染症などが原因で発熱していると考え、病院の受診を検討しましょう。

納得

子どもは大人よりも高い熱が出やすいんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

そうなんです!次に子どもが発熱してしまう原因について解説します!

初期の症状として熱が出ているだけで、実は感染症かも?

感染症

子どもは体温を調節する機能がまだ未熟なため、熱だけを出す場合があるということを説明しました。
しかし実際には風邪やインフルエンザなど、何かしらの感染症になっているということもあります。
これは、何かしらの感染症にかかり、初期の症状として熱だけが出ていて、後から別の症状が出てくるという状態です。
以下で、熱が出ている子どもはどんな感染症にかかっている可能性があるのかについて解説します。

風邪

風邪

風邪は別名急性上気道炎といい、ウイルスの感染が原因で発症します。
子どもの場合、風邪でも比較的高熱になりやすいことがあります。
熱の他にも、鼻水や鼻づまり、喉の痛み、咳、頭痛などの症状が出ることがあります。
基本的には、熱だけではなく上記のような様々な症状を伴いますが、稀に熱だけが先行して生じる、という場合もあります。
風邪の症状は通常は2~3日で良くなりますが、それ以上長引くようであれば病院の受診を検討しましょう。

突発性発疹

突発性発疹

突発性発疹とは生後6ヵ月から3歳頃の小児に発症しやすいウイルス性の感染症です。
突発性発疹の症状として、38〜40度の高熱が出て、高熱がおさまると全身に発疹が出ます。
熱が下がってから発疹が出るので、初期の熱の症状が出ている段階で、原因不明だが熱だけが出ている、と認識してしまう場合があります。
突発性発疹に特別な治療法はなく、自然に良くなることが多いので薬が必要ないことも多いですが、高熱が4~5日続くようであれば病院を受診しましょう。

インフルエンザ

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症で、毎年世界中で流行がみられます。
インフルエンザは38度以上の高熱が特徴です。
高熱の他には、咳や喉の痛み、鼻水などの呼吸器系の症状が生じることもありますが、高熱の場合にはその他の症状に目がいかず、熱だけが高い、と認識してしまう場合もあります。
もしインフルエンザのような症状がある場合は安静にし、こまめに水分を取らせ、早めに病院を受診しましょう。

悩む

こんなにさまざまな原因があるんですね...

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!次に子どもが発熱をしてしまった時の対処法について解説します!

子どもが熱を出した際の対処法

熱の対処法

ここまで子どもの熱の原因について解説してきました。
上記で紹介したような感染症のような症状が出ている場合には、早めに病院を受診させるようにしましょう。
ただし、まだ微熱程度であったりと少し様子を見る場合にはいくつか注意する点があります。
以下で、子どもが発熱した際の対処法について解説します。

安静にさせる

安静

これは当たり前ですが、熱がある場合には布団で横になっているようにしましょう。
無理に寝かせる必要はありませんが、あまり動いて体力を消耗させないようにすることが大切です。
熱があっても子どもが動き回ってしまう場合がありますが、体調が良くなるまではなるべく安静にしていましょう。

水分補給

水分補給

熱がある時には汗がたくさん出ます。
汗をかくと身体の水分と塩分が失われて、脱水症状に陥るおそれがあります。
子どもが喉が渇いたと言う前から、こまめに水分補給をさせましょう。
また、水分と塩分が補給できる経口補水液を水分補給として飲ませることがおすすめです。
経口補水液は市販されていますし、自宅でも簡単に作ることができます。

体温の調節

体温の調節

子どもの体温を調節することも大切です。
上記で説明したように、子どもは体温を調節する機能が未熟であることが原因で、熱を出してしまう場合があります。
このような場合は、厚着を避ける、布団から手足を出す、空調を使用するなどの方法で、子どもの体温調節を助けてあげましょう。
また、子どもが楽になるのであれば、熱を出した際に氷枕などで首筋を冷やしてあげるということもおすすめです。

納得

子どもが発熱した時の対処法についてはわかったんですけど、そもそも熱がでないように予防するにはどうすれば良いんですか?

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!それでは次に子どもの発熱を予防する方法について解説します!

子どもの熱を予防する方法

予防する方法

ここまで子どもが熱を出した際の対処法について解説しました。
子どもの体温調節機能が未熟なことで起きる発熱は予防することが難しいですが、その他の感染症が原因で生じる熱に関しては、いくつか予防する方法があります。
以下で、熱の原因となる感染症を予防をする方法について解説します。

手洗いうがい

手洗いうがい

熱の原因となる風邪や突発性発疹はウイルスの感染が原因です。
外には風邪などのウイルスが存在していて、例えば蛇口に触った時や空気を吸い込んだ時に手や喉にウイルスが付着してしまいます。
そのため、風邪などの原因となるウイルスを体内に侵入させないように手洗いとうがいをしましょう。

規則正しい生活

規則正しい生活

子どもの発熱の原因となる風邪などの感染症を予防するためには、規則正しい生活を送ることも大切です。
規則正しい生活を送るために、日頃からしっかりと睡眠を取らせたり適度に運動をさせたりしましょう。
また、3食しっかり食べることや、栄養バランスの良い食事を摂ることも大切です。
そして、栄養バランスの良い食事を摂る上で、ユーグレナがおすすめです。
なぜなら、ユーグレナには59種類の豊富な栄養素がバランス良く含まれているからです。
また、ユーグレナを摂取することで、子どもの生活習慣が良くなる傾向があることも研究によって示唆されました。
その研究では、ユーグレナ社が幼児27名に対してユーグレナ含有飲料の摂取と生活習慣に関するアンケートを実施しました。
その結果、幼児が自分で起きることができ、起床時の機嫌がよく、朝食を残さず食べる傾向がみられました。
ユーグレナを摂取することで、幼児がしっかりと朝食を食べることもでき、バランスが良い食生活にもつながるでしょう。
アンケート調査の詳しい内容については以下をご覧ください。

納得

手洗いうがいや規則正しい生活をさせるようにすれば良いんですね!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

はい!習慣化するようにしましょう!

まとめ

まとめ

当記事では子どもが熱だけを出す原因や対処法などについて解説しました。
子どもは大人に比べて熱が上がりやすく、なにかしらの感染症でも熱の症状だけが最初に出る場合もあることがご理解いただけたかと思います。
手洗いうがいや規則正しい生活をして子どもの発熱を予防しましょう。

納得

今日は子どもが熱だけを出す原因などを教えていただきありがとうございました!

ユーグレナ 鈴木
ユーグレナ 鈴木

いえいえ!今回紹介したような熱を予防する方法をぜひ実践してみてください!

笑顔

はい、ありがとうございます!

鈴木 健吾

監修:鈴木 健吾
(研究開発担当 執行役員)

東京大学農学部生物システム工学専修を卒業。 2005年8月、取締役研究開発部長としてユーグレナ創業に参画、同年12月に、世界初となる微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養に成功。 2016年東京大学大学院博士(農学)学位取得、2019年に北里大学大学院博士(医学)学位取得。 現在、ユーグレナ社研究開発担当の執行役員として、微細藻類ユーグレナの生産およびヘルスケア部門における利活用に関する研究等に携わる。 マレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院客員教授、東北大学・未来型医療創造卓越大学院プログラム特任教授を兼任。 東北大学病院ユーグレナ免疫機能研究拠点研究責任者。

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