2019.07.30

ユーグレナに新発見!
-ユーグレナの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与-

株式会社ユーグレナはヒト臨床試験にて、ユーグレナ粉末を継続的に摂取することで、① アルツハイマー型認知症やうつ病とも関連する、脳細胞の増加に必要とされている物質の上昇、② より機敏に身体を動かすことができるようになる可能性、③ 心の健康スコアの改善を示す研究結果を確認しました。臨床試験の詳細については最下部に表示しております。

ユーグレナ(ミドリムシ)とは

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ユーグレナとはミドリムシの学名であり、動物と植物両方の性質を持つ微細藻類です。ユーグレナという大きな括りの中に実は100種類以上存在しており、その中でも「ユーグレナグラシリス」という品種で食品としての研究が進んでいます。このユーグレナグラシリスは幅広い栄養素を併せ持っている為、サプリメントの材料としても最適とされております。

今回の試験で判明①:脳細胞の増加に必要とされている物質の上昇

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まず今回の試験で判明したポイント1点目。ユーグレナ粉末を継続摂取することによる、脳細胞の増加に不可欠なたんぱく質である脳由来神経栄養因子(BDNF: Brain-derived neurotrophic factor)の上昇が確認されました。
BDNFは、アルツハイマー型認知症患者やうつ病患者では量が減少することが知られている神経栄養因子です。日刊工業新聞や日経新聞社などをはじめ、各種メディアに掲載されました。

今回の試験で判明②:より機敏に身体を動かすことができるようになる可能性

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判明したポイント2点目。ユーグレナ粉末を継続摂取することで、脳における認知機能速度および運動速度のスコア向上が確認されました。
これにより、想定外の危険を回避すること(例:障害物による転倒)や、より機敏に身体を動かすことができる可能性が示されました。

今回の試験で判明③:心の健康スコアの改善

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判明したポイント3点目。ユーグレナ粉末を継続摂取することによる、日常生活での心理的な健康感に関するスコア改善が確認されました。ユーグレナ粉末の摂取によって、イキイキ楽しく穏やかな気持ちでいることをサポートできる可能性が示されました。

試験詳細

●研究の目的

ユーグレナ粉末の継続摂取が脳の状態とそれに由来する健康課題にどのように影響するかの確認

●対象者

年齢が50歳以上70歳未満の健康上問題のない閉経後の女性62人

●臨床実験の方法

朝昼夕食後の1日3回1 gずつ、ユーグレナ粉末もしくはユーグレナの含まれていないプラセボ粉末を24週間継続摂取してもらい、摂取前および摂取開始後24週目までの期間中に、①血液検査、②脳と身体の動き(認知機能)に関するテスト、③心理的な健康状態等に関する質疑を行いました。なお、試験は二重盲検プラセボ対照比較試験*1で実施しました。
*1 二重盲検プラセボ対照比較試験:試験を行う評価者(医師・スタッフ)と被験者の双方が、それぞれのグループがどの試験食を食べているのかわからない状態にして行う試験。より信頼性が高い結果が得られるとされている。

結果

① 血中BDNF値の上昇

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血中の脳由来神経栄養因子(BDNF)量を測定したところ、プラセボ粉末を摂取したグループに比べ、24週目の血中のBDNFの変化量が有意に上昇しました。

② 脳機能における認知機能速度と運動速度の向上

認知機能速度変化量

言語、視覚、情報処理能力など7項目のテスト*2で、脳機能における認知機能速度および運動速度に関する測定を行った結果、認知機能速度は12週目でユーグレナ摂取群のスコアの変化量がプラセボ摂取群に比べて有意に上昇しました。

運動速度運動速度の変化量

また、運動速度に関しては、ユーグレナ摂取群において12週目、24週目のスコアの変化量が有意に上昇していることを確認しました。
*2 Cognitrax(コグニトラックス)というパソコンを用いた認知機能検査で測定している。

③ 心の健康スコアの改善

心の健康運動速度の変化量

過去1か月の健康状態や普段の活動について質問を行い、主観的に感じる日常生活での心理的な健康感のスコアを算出*3しました。その結果、ユーグレナ摂取群における6週目、12週目、24週目の心の健康スコアの変化量が、プラセボ摂取群に比べて有意に改善しました。

*3 SF-36にて測定。SF-36とは、36項目の質問から構成される健康関連QOL(生活の質)の測定方法のこと。心の健康については、スコアが高ければ「落ち着いていて、楽しく、おだやかな気分になること」を、スコアが低ければ「いつも神経質でゆううつな気分であったこと」を表す。

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